特殊な化学的特性を持つ製品の容器開発事例

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特殊な化学的特性を持つ製品の容器開発事例

特殊な化学的特性を持つ製品の容器開発事例

お客様のお困りごと

「内容物の化学特性が原因で、最適な容器が見つからない」
こうした課題は、特殊な製品を扱う多くのメーカー様が直面する、深刻な悩みです。

今回ご相談をいただいた、化学製品メーカー様もそうした課題を抱える一社でした。
主力製品である「強アルカリ性の工業洗浄剤」のパウチ化を検討されていましたが、そのプロジェクトは困難を極めていました。

「複数社からサンプルを取り寄せてみたのですが、内容物への耐性が低く、長期保管でのフィルム劣化や漏れの問題がクリアできず、使えなかったんです。輸送中の安全性は当社の製品にとって、絶対条件なので、手詰まりになっていて…。」

難しい特殊な内容物に対して、「安全性」と「容器としての利便性」をいかにして両立させるかが、今回の本質的な課題でした。

パックプラスの提案

このような化学的に難しい内容物に対して、私たちは、単に既存のフィルムから選ぶのではなく、長年蓄積してきた知見や実証データに基づいて最適な構成を構築するアプローチをとっています。

具体的な開発のステップは、以下の通りです。

1.データベースに基づく候補選定

当社が長年蓄積してきた耐性評価データを活用し、類似の化学特性を持つ液体に対して実績があるフィルム構成を候補として選定しました。

2.実証試験による性能検証

各候補の試作パウチに実際の洗浄剤を充填し、厳しい環境条件下での加速劣化試験を実施。長期間の保管でも、強度や外観に変化がないことをデータで確認しました。

3.安全性と使用感を両立した形状設計

検証結果に基づき、高い安全性を確保しつつ、現場での使いやすさも両立したパウチの形状・仕様を最終決定しました。

これらのプロセスを経て、「これなら大丈夫です」と試験データと共に、お客様にご安心いただけるパウチ容器をご提案することができました。

  • 従来の硬質ボトルに比べ、容器重量を約90%削減
  • 容器の保管スペースが約1/10に縮小し、倉庫管理の効率が向上

導入から1年以上が経過した現在まで、輸送中や保管中の液漏れ・容器劣化といった品質トラブルなく、安心してお使いいただいています。

最後に

「うちの製品は中身が特殊だからパウチ化は無理だろう…」
そうお考えではありませんか?

パックプラスでは、化学的に取り扱いが難しい内容物にこそ、長年培ってきた技術とデータで向き合います。その課題、解決できる可能性があるかもしれません。
ぜひ一度、私たちにご相談ください。


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