化粧品・食品・工業用途など、液体用軟包材(パウチ)を中心とした、容器機能・デザイン設計から容器製造、充填設備までご提案。
包装・容器の企画、設計、デザイン、製造、販売
SOLUTION
業界によっては、缶やボトルといった特定の容器が「当たり前」とされ、長年そのスタイルが受け継がれていることがあります。
今回ご相談いただいたお客様も、そうした業界の慣習が根付く中で、製品の提供価値をさらに高めるための容器の見直しを検討されていました。
そのきっかけとなったのが、既存の容器(ボトル)に対するエンドユーザー様からの「重くて扱いにくい」「廃棄時にかさばる」といった声でした。
「ユーザーの利便性を考えれば、パウチ容器が理想だと考えています。しかし、我々の業界では前例がほとんどなく、技術的な実現性や市場に受け入れられるかなど、検討すべき課題が多い状況です。この取り組みについて、専門的な視点からサポートしていただけないかと考えています。」
私たちは、このお客様の取り組みに対し、単なる容器変更にとどまらない、新たな価値を生み出す可能性を、お客様と共に探っていくことが重要だと考えました。
「前例がない」という不確実な課題に対し、私たちは、お客様と共に「技術的に可能か」「市場に受け入れられるか」という2つの側面から、次のようなステップで可能性を探っていきました。
製品特性(粘度・成分・保存条件等)について詳細をお伺いした上で、当社の知見を基に、最も適したフィルム構成を選定しました。その後、その構成で品質を損なうことなく充填・保管できるか、試作とテストを重ねて検証を進めていきました。
お客様が市場での反応を確かめられるよう、新しいパウチ容器の設計案をサンプルでご提案。実際にエンドユーザー様たちに評価いただくことで、利便性やデザインに関する貴重なフィードバックを得ることができました。
お客様が市場の反応を見ながら安心して挑戦できるよう、小ロットでの試作・評価から伴走させていただきました。
技術面と市場面、両方からの丁寧な検証プロセスを経て、この業界では前例のなかったパウチ容器が完成。導入後、お客様のビジネスには、新たな価値が生まれました。
ご担当者様からは、次のようなお言葉をいただいています。
「技術的な検証から市場評価のサポートまで、本当に根気強く伴走していただいたおかげで、『前例がない』という高いハードルを乗り越えることができました。」
「この業界では前例がないから」
「うちの製品でパウチ化は、技術的に難しいだろう」
そうした理由で、新たな可能性を諦めるのはまだ早いかもしれません。
私たちは、「前例がない」という不確実な課題を新たな価値を創造する機会と捉え、お客様のパートナーとして伴走します。
その第一歩として、まずは貴社の「挑戦したいこと」をぜひ私たちにお聞かせください。